1. HOME
  2. ブログ
  3. しらたきと糸こんにゃくの違いは?

しらたきと糸こんにゃくの違いは?

すき焼きや肉じゃがなどで大活躍する「糸こんにゃく」あるいは「しらたき」。いずれもこんにゃくを麺のように細く切った形をしているのですが、どちらかというと関東では「しらたき」、関西では「糸こんにゃく」が多く見られるようです。この2つの違いを「白い糸状のこんにゃくが『しらたき』、黒い糸状のこんにゃくが『糸こんにゃく』」と解釈している人もいるようですが、これは半分正解で半分間違い。そもそも中には黒い色をした「しらたき」も販売されていますし、逆に白い色の「糸こんにゃく」もあります。では実際のところ、「したらき」と「糸こんにゃく」にはどのような違いがあるのでしょうか。

まず結論から言いますと、しらたきと糸こんにゃくでは製法に違いがあります。「しらたき」はこんにゃくを麺状にするために、固める前に、丸くて小さな穴がいくつも開いた如雨露のようなものに通してお湯に流し込みます。丸い穴からこんにゃくが押し出されているその様子が「白い滝のよう」ということで「白滝」→「しらたき」となったわけです。したがって、「白いのがしらたき」という認識も、あながち間違いとは言い切れないんですね。一方「糸こんにゃく」は一旦板こんにゃくの形に固めてから細く切って麺状にします。

とは言え今ではどの麺状のこんにゃくも「しらたき」の製法で作られることが殆ど。そういう意味ではどの製品も「しらたき」と呼ぶべきなのかもしれませんが、昔は関東でしらたきを、関西で糸こんにゃくを作っていたため、今でもその呼び方が残っているというわけなのです。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事