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こんにゃくの豆知識は? こんにゃく芋の種類みょうぎゆたかとみやままさりについて

こんにゃく芋の種類として、「みょうぎゆたか」と「みやままさり」があります。みょうぎゆたかは、支那種の組み合わせによって作られた品種です。収穫までには長い期間がかかり、病気に弱かったりするので、現在はあまり生産されていません。球茎の肥大性は、支那種と比べると低く、支那種と在来種のかけあわせによって生まれたあかぎおおだまと比較しても、低いです。荒粉歩留まりや精粉歩留まり、粘度は在来種と同様に高いという特徴があるので、品質の高いこんにゃくと言えるでしょう。こんにゃく芋の赤ちゃんである生子はたくさん収穫できて、増殖性も高いです。葉枯病や根腐病に強い特性がある一方で、フザリウム・ソラニーというカビには弱いことから、乾腐病になる危険性はあります。乾腐病にかかるとこんにゃく芋は腐ってミイラのようになってしまい、場合によっては、葉の方にまで白いカビが広がるのです。

みやままさりは、支那種と備中種の掛け合わせによって生まれた品種で、2002年に登録されました。群馬県で生まれた品種で、それまで栽培されているはなくろやあかぎおおだま、みょうぎゆたかの欠点を補い、生産性と効率性をあげるために開発された品種です。生子は球のような形のものが多く、たくさん採れます。病気にも強く荒粉から精粉までの歩留まりがとても高いという特徴があります。こんにゃく芋は生産することが大変難しい植物であることを、豆知識として知っておきましょう。

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