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こんにゃく芋をご紹介! 備中種やはるなくろやあかぎおおだまについての豆知識

「備中種」は、育ちの速度は中くらいですが、芽が出て、葉が開く時期が早いのが特徴です。球茎は後の方になると育ちが低下していきます。グルコマンナンが含まれている割合は低く、粒子は小粒です。こんにゃく芋のグルコマンナンの含有率が低いものは、その他の不純物が多いことを豆知識として知っておきましょう。粘り気も低いことから、安い価格で取引されています。備中種は在来種のように日本に古くからあった品種です。備中という名称は、関東地区で呼ばれている名なので、地域によって違いがあるでしょう。

「はるなくろ」は、中国から来た支那種と在来種を交配したものです。寒かったり暑かったりする天候には柔軟に対応し、荒粉歩留まりは支那種と在来種の間です。こんにゃく芋の種芋となる生子は、在来種よりも大きめで、着生数は並です。

日本におけるこんにゃく芋の生産地としてトップを走っているのは群馬県で、全国シェアの97%を占めています。その中でも90%以上が「あかぎおおだま」という品種です。あかぎおおだまが人気を集めている理由は、育てやすさと出来高の高さにあります。支那種と在来種を交配して作られた品種で、粘り気が高いです。荒粉歩留まりは支那種より少し上くらいですが、精粉歩留まりは高いという特徴があります。育ちの早さは中程度で、芽が出る時期と葉が開く時期が早いです。球茎の肥大性は高く、後の方になればなるほど大きくなります。葉枯病に強いのですが、腐敗病には弱いという欠点があります。

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