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こんにゃくは何からできている?

私たちが普段食べているこんにゃくは何からできているのでしょうか。その豆知識をお伝えします。こんにゃくはサトイモ科の「こんにゃく芋」という植物が原料となっています。元々は、インドネシアで産まれたこんにゃく芋ですが、縄文時代にはすでに日本に移入されていたと言われています。後述しますが、こんにゃく芋を加工して作られたのがこんにゃくで、こんにゃくとして加工する技術は仏教の伝来とともに中国から伝わったとされています。

こんにゃく芋は、じゃがいものように種芋から育てますが、収穫できるようになるまでにおよそ3年もかかります。こんにゃく芋は、とてもデリケートな植物で、葉が傷ついただけでもそこから病気になってしまうため、育てるのに大変手間暇がかかります。ワラを敷いて土の乾燥や温度の急激な変化を防ぐ方法で、安定して生産が可能になりました。

こんにゃく芋は、えぐみが強く、茹でたり焼いたりするだけでは食べる事が出来ません。そのため、えぐみを取り除く灰汁を使って加工して作られたのが、私たちが普段食べる「こんにゃく」です。灰汁は、消石灰(水酸化カルシウム)と水を混ぜて作り、こんにゃく芋と混ぜて固めます。そして沸騰した湯の中で十分に煮出して、さらに流水にさらします。

市販されているこんにゃくには、生芋を固めたものと、こんにゃく芋を乾燥させた精粉で作られたものとがあります。生芋で作られたこんにゃくは、芋の皮が入るため黒っぽくなっていて、精粉のものは白っぽく出来上がりが驚くほど小さいという違いがあります。味は、生芋でできたものの方が歯応えがあり断然美味しいです。

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