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こんにゃく芋の種類とは? 在来種と支那種についての豆知識を知ろう!

日本古来からあるこんにゃく芋の品種には、「在来種」と「支那種」があります。ここで紹介する豆知識は、こんにゃく芋の品種によって、病気への耐性や育ち方の差があるということです。

在来種は日本において古くからある品種で、育ちが早く、球茎の肥大性が並という特徴があります。こんにゃくの出来高に関わる精粉歩留まりは高く、粘度も高いので、高品質です。しかし、育てることが難しく、手間がかかるので取引される価格は高くなります。在来種のデメリットは、病気に弱いことや気象状況の変化に対応できないことがあります。繊細な品種で、栽培に手間や時間、経験が必要なことから生産者が激減しているのです。取引される価格が高い傾向にあるのも、希少な品種であることが理由なのでしょう。

支那種は、大正15年頃に中国からやってきた品種です。南洋種やビルマ種とも呼ばれることがあります。生育に時間がかかり芽が出るのは遅いですが、出芽してから葉が開くまでの期間が短いというのが特徴です。球茎の肥大性が高く、こんにゃく芋の種芋である生子の着生量もとても高くなります。荒粉歩留まりや精粉歩留まりは低いですが、粘度は高いです。気象状況や葉枯病、根腐病などに強いことから、環境の変化に強い品種といえます。しかし、貯蔵中に腐ってしまったり、一度葉枯病や根腐病にかかると伝染するスピードが早いという特徴があります。そのため、品質を保つことが難しい品種です。

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