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こんにゃく芋の育て方

こんにゃくの主原料となるこんにゃく芋はサトイモ科の多年草植物。原産地はインドからインドシナ半島にかけての東南アジア周辺です。年間を通して気温が高い国を原産地としているので、寒冷地での栽培には向きません。

こんにゃく芋は、ジャガイモなどのように種芋から増やします。4月から5月頃に小さな生子(きご)と呼ばれる種芋を畑に植えつけます。すると地下茎が伸びて、秋にはこんにゃく芋の赤ちゃんとなる生子ができます。それをいったん掘り上げて収穫し、翌年まで保存して春にもう一度畑に植えつけます。そして秋にまた収穫して春に植えつけます。最初の生子を植えつけて3年、秋にやっと本格的な収穫を迎えます。

とてもデリケートな植物で、ちょっと葉が傷ついただけでも病気になってしまいます。病気に弱いので、1本が病気になると畑全体に広がって、全部ダメになってしまいます。過湿にも乾燥にも弱いので水はけの悪い土地、水もちの悪い土地はダメですし、風通しがよくないと病気になってしまいます。土の水分を保ったり、土が固くなるのを防ぐために大麦を一緒に撒いたりします。

秋に収穫したこんにゃく芋は畑で半日干して乾燥させてから、風通しの良い涼しい場所で保存します。でも、冬の間は5度以下に下がってはいけません。低温に弱く、腐りやすいので保管状態はとても大切です。ですから、掘り上げて保存している間も気が抜けません。このように、こんにゃく芋を育てるには時間と手間がかかっているのです。

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