こんにゃくは美容と健康の強い味方

こんにゃくにはグルコマンナンという水溶性の食物繊維がたっぷり含まれています。食物繊維は便秘を解消してデトックスを促します。食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の二種類あります。不溶性食物繊維は水に溶けない性質があり、水分を吸収して便のかさを増やし、腸壁を刺激して便通を促します。小食で便の量が少なく、あまり便が出ない人は不溶性食物繊維を積極的に摂る必要があります。

こんにゃくに含まれている水溶性食物繊維とは、水に溶けやすい性質をもった食物繊維です。水分を含むとゲル状になるので、便が固くてなかなか出ないという人は水溶性食物繊維をたくさん食べるといいでしょう。便が柔らかくなってスムーズなお通じをサポートします。水溶性食物繊維の特徴はそれだけではありません。血中のコレステロールを下げたり、食後に血糖値が急上昇するのを抑えたりする性質があります。コレステロールや血糖値が気になる人はこんにゃくを食べてみましょう。

現代の日本人の食生活は食物繊維が不足しがちです。食物繊維が不足すると、便通が悪くなり、便が腸内に長くとどまります。腸に便が長くとどまると悪玉菌が増えて、さらに腸内環境が悪化するという悪循環に陥ります。便秘が続くと、痔や食欲低下、吐き気などの症状が現れます。また、肌荒れがひどくなり美容にも良くありません。さらに、腸が健康でないと自律神経が乱れ、イライラやだるさなど心の不調にもつながるのです。体と心を健康に美しく保つには、食物繊維が必要なんですね。