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こんにゃく芋に種類があるって本当?

こんにゃく芋とひとくくりにされることがありますが、日本で生産されているこんにゃく芋にはいろいろな品種があります。

日本にあるこんにゃく芋の品種には「在来種」「シナ(支那)種」「備中種」という3つの基本品種があります。それぞれに良い点・悪い点が存在しており、安定したこんにゃくの供給をするために、品種改良がおこなわれた「はるなくろ」「みょうぎゆたか」「あかぎおおだま」「みやままさり」と合わせて7つの品種が育てられています。着生する生子(きご:こんにゃく芋として育つ部分)が大粒なものや、中生種で収穫期をずらせる品種などが存在しています。

こんにゃく芋の生産が多い地域は群馬県・栃木県・茨城県です。地形や土の状態などを見ながら最適な品種が選ばれ育てられています。病気にかかりやすく収穫後は傷みやすいことがネックとなっていたこんにゃく芋も、改良によって生まれた品種によって収量が上がりました。

栽培されるこんにゃく芋は生子(きご)と呼ばれるこんにゃく芋のタネイモから育った株芽から始まります。秋に収穫した生子を春に植え付け、その秋に再度収穫。また春に植え替えるという作業を3回繰り返します。3年生となったこんにゃく芋が初めて出荷されます。

こんにゃく芋は低温に弱く、寒い時期は弱ってしまいます。土の中でも冬場は凍ってしまうことも考えられるため、秋口に一度収穫され春まで保管されるのです。手塩にかけて育てられていることがわかります。

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