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グルコマンナンのひみつ

こんにゃくは、こんにゃく芋に消石灰(水酸化カルシウム)を混ぜて固まらせたものですが、こんにゃくの元となるこんにゃく芋の主成分はグルコマンナンという食物繊維です。食物繊維は、食後の血糖値上昇を緩やかにしたり、整腸作用があったりと私たちの健康を保つのに大切な栄養素の一つです。

グルコマンナンは、グルコースとマンノースが一定の割合で組み合わさった多糖類で、コンニャクマンナンとも言われます。グルコマンナンは、アルカリ性の消石灰(水酸化カルシウム)と混ざると凝固する性質があり、こんにゃく芋と消石灰を混ぜ合わせて固まったものが、私たちが普段食べている食用こんにゃくなのです。

こんにゃくに含まれるグルコマンナンは、私たちの健康により良い効果を示すとして注目されています。食事の飽和脂肪をできるだけ下げ、体内に入った脂質を排泄する働きがあるのです。血液中のコレステロールを低下させてくれるので、血中コレステロールが増加することで起こる動脈硬化や高血圧、糖尿病、痛風、骨や関節の異常などにも一定の効果があると言われています。

病気予防に効果があると言っても、こんにゃくを毎日食べ続けるのは飽きてしまうかもしれません。そこで、こんにゃくを加工した食材も登場しています。例えば、こんにゃくパスタ、こんにゃくそば・うどんです。また、スイーツでもこんにゃくゼリーやこんにゃくプリンなどが出ていて手軽にこんにゃくを食べられるようになっています。こんにゃくを食べてグルコマンナンをとって、健康に過ごしたいものです。

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