こんにゃくのアク抜きは必要?方法は?
おでんや筑前煮などの家庭料理に欠かせないこんにゃく。ところで、皆さんはこんにゃくを料理するときに、アク抜きをしていますか?こんにゃく芋にはアクがありますし、こんにゃくを作る際に使う水酸化カルシウム(石灰)や炭酸ナトリウムなどの凝固剤にもアクがあり、アク抜きすることでエグミや臭いが取れます。また、こんにゃくのアクのエグミのもととなっているシュウ酸は体内でカルシウムと結びつくと、腎臓結石になることがあるので、結石ができやすい体質の人は、ぜひアク抜きしてから調理するようにしてください。ひと手間で味も食感もグンと良くなりますし、味が浸み込みやすくなります。
塩をかけて軽く揉んでから1、2分沸騰したお湯で茹でるだけでこんにゃくのアクが抜けます。加熱しすぎると硬くなるので茹ですぎないようにしましょう。時短したい場合は、塩で揉んだ後に流水で洗い、耐熱容器に入れて水をひたひたになるくらいに入れて600Wで2分を目安に加熱するだけ。水にさらして水分を拭き取ったらアク抜きの完了です。
アク抜きしたこんにゃくをすぐに食べない場合はタッパやジップロックに入れて冷蔵庫で保存してください。ポイントはこんにゃくの袋の中に入っていた水を捨てずに、その水に入れて保存することです。こんにゃくの水はアルカリ水で殺菌効果があります。ちなみに、アク抜きする時間と手間が惜しいという人には、市販されているアク抜き不要のこんにゃくをおすすめします。
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