こんにゃくに含まれる食物繊維でお腹スッキリ

私達の体に必要な炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素。そこに第6の栄養素として注目されているのが食物繊維です。見た目がプルプルしていて、おでんや汁物など様々な料理に使われるこんにゃくは食物繊維を多く含む為、便秘対策としても食べられています。便秘の原因は運動不足や食物繊維の摂取不足、ストレスなど毎日の生活習慣の影響で、体外に排出する為に必要なの大腸の蠕動運動が遅れてしまう為です。

食物繊維は、水に溶けにくい特徴があり、水分を吸収しやすく有害物質を体外へ促し、大腸ガンの予防にもつながる不溶性食物繊維と、水に溶けやすい特徴があり、食後の血糖値の上昇を抑えたり、腸内環境と整える水溶性食物繊維の2種類に分類されます。こんにゃくの原料は、こんにゃく芋という芋類で、水に溶けるグルコマンナンという水溶性食物繊維が含まれています。ですが、こんにゃくを造る過程で、水に溶かしたこんにゃくを固める為に凝固剤が使われる為水溶性食物繊維から不溶性食物繊維に変化するのです。そして、このグルコマンナンは、人間の消化酵素ではほとんど消化出来ません。

また、食物繊維には腸内にある善玉菌の活動を促すので、腸内環境の維持にも効果があります。つまり、こんにゃくに含まれる食物繊維の効果で、便秘解消に効果が期待出来る食材なのです。日本人に不足していると言われる食物繊維ですが、こんにゃくを食べることで効率よく摂取する事が出来て、さらに便秘にも効果が期待できる万能食品と言えるでしょう。