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こんにゃくの原料であるこんにゃく芋とは

こんにゃくは、「こんにゃく芋」という芋類をもとに作られています。こんにゃく芋はもともと、ミャンマーやマレーシア、インドなどといった東南アジアが発祥といわれています。日本には縄文時代に渡来し、最初は食用ではなく薬として使用されていました。しかし、東南アジアから渡来したにもかかわらず、現在食用として常食しているのは日本のみとなっています。

そんなこんにゃく芋ですが、スーパーなどで売られていることはほとんどありません。なぜかというと、こんにゃく芋には強い毒性があるからです。その毒性はとても危険で、生で食べてしまうと様々な症状を引き起こします。こんにゃく芋には「シュウ酸カルシウム」という毒があり、このシュウ酸カルシウムは、体の中に入ると腹痛や嘔吐を引き起こします。また、日本ではシュウ酸カルシウムは劇物指定されているほど危険です。サトイモや山芋などにも微量のシュウ酸が含まれているため、皮をむいた時など手に触れると痒みを伴うことがあります。こんにゃく芋に含まれているシュウ酸カルシウムは、特に強力なため、生では絶対に食べてはいけません。

しかし、水酸化カルシウムを混ぜることでこんにゃく芋の毒性を抜くことが可能です。また、貝殻焼成カルシウムでも同様に毒性が抜けます。茹でただけでは下処理が甘く、体調を崩してしまうため、こんにゃく芋からこんにゃくを手作りする際は、水酸化カルシウムなどを確実に混ぜ合わせましょう。

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