滋賀県名物赤こんにゃくとは?
こんにゃくと言えば、関東では白、関西では黒(灰色)ですよね。刺身こんにゃくの中には青のりが混ぜられているものがあり、緑色をしているものも珍しくありませんが、関西圏でもこと滋賀県に関しては、こんにゃくと言えば赤色。近江八幡市の名物とされていますが、滋賀県全域で普通のこんにゃくとして食されています。
この赤こんにゃくの由来はハッキリとはしていないのですが、一説によると派手好きの戦国武将・織田信長が赤色を好み、こんにゃくまで赤く染めさせたとのこと。また近江八幡で3月に行われる「左義長祭り」という火祭りで、織田信長が赤い長襦袢を着て踊ったことにあやかって作られたという説、あるいは近江商人が左義長祭りの赤いチラシにヒントを得て赤こんにゃくを思いついたという説もあります。
この赤こんにゃく、見た目からして唐辛子がたくさん入っていて激辛なのかと思いきや、意外にも味はいたって普通のこんにゃくです。赤色に染めている原料は、唐辛子ではなく「三二酸化鉄」という食品添加物。味そのものに影響はなく、体に悪いということもありません。むしろ食物繊維やカルシウムも含んでいるため、こんにゃくの栄養価を高めていると言っても良いかもしれません。従って、食べ方も、普通の煮物やすき焼き、鍋物に入れても美味しくいただけます。刺身こんにゃくもあり、酢味噌で食べるのもお勧め。滋賀県ならどこでも販売されているので、旅行の際のお土産にもピッタリです。滋賀県へ行くことはないけれど試してみたい!という人は、通販でお取り寄せすることもできますよ。
この記事へのコメントはありません。