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こんにゃくの生産地について

日本の家庭料理でお馴染みのこんにゃくは、全国に年間約67,000トン出荷されています。そのうち約61,000トンは、群馬県にて生産されています。群馬県がこんにゃく芋の生産地として選ばれている主な理由は、全国で一番日照時間が長いことや水はけの良い土壌、そして気候にも恵まれていることなどが挙げられます。こんにゃく芋は寒さにとても弱い性質であることから、年間の平均気温が13度以上の場所でないと育ちにくい種類の芋です。群馬県では、こんにゃく芋を育てることが出来る条件がそろった渋川市や昭和村などで多く栽培されています。また、群馬県では昭和30年代からこんにゃく芋の品種改良も行われており、その中でも「あかぎおおだま」という品種は病気にも強く生産性が大きく向上しています。こんにゃく芋の生産地は群馬県に次いで栃木県と茨城県であり、全体の95%以上が北関東にて生産されています。

こんにゃくは鎌倉時代に貴族の精進料理などを中心として食べられていましたが、江戸時代には庶民にも広がっていきました。その後戦時中には食糧不足の理由からさつま芋が栽培されるようになりましたが、戦後は平地でも栽培出来るようになり、群馬県を中心に栽培されるようになりました。

こんにゃくには板こんにゃくや玉こんにゃくなど様々な種類があり、お料理によって使い分けることが出来ます。

また、近年では海外でもヘルシー食品であるこんにゃくが注目されていて、ますます需要が高まってきています。

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