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世界中の「こんにゃく」の名前について

日本料理に多く用いられるこんにゃくですが、近年ではヘルシーな食品として世界的にも注目されています。海外では数年ほど前からラーメンやお寿司など日本食レストランが増えてきていましたが、最近はスーパーにも豆腐やこんにゃくが販売されてきています。

諸説ありますが、その昔こんにゃくは仏教とともに日本に伝わってきました。その為、「こんにゃく」の語源は中国語の「蒟蒻」であり、918年の「本草和名(ほんぞうわみょう)」にもコニャクと記載されています。本草和名とは、現存する日本最古の薬物辞典のことです。

特にアメリカでは白滝(しらたき)が人気で、「スキニーヌードル」や「ミラクルヌードル」などの商品名で販売されています。こんにゃくが普及する以前は、悪魔の舌を意味する「Deveil’s tongue」などと呼ばれていました。なんとも恐ろしい名前ですが、名前の由来はこんにゃく芋の花です。赤い花弁から縦に伸びているこんにゃく芋の花が、悪魔の舌を連想させました。現在ではアメリカにこんにゃくが普及していることもあり、「コンジャック」と呼ばれることが多くなってきています。また、パスタで有名なイタリアでもしらたきが流行していて「ゼン(禅)パスタ」などと呼ばれています。海外でラーメンが流行しているように、麺類のようなしらたきは非常に人気があります。

現在こんにゃくは世界約50か国にまで広がっている為、他にもその国や地域によって別の名前がある可能性があります。

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