こんにゃくのあく抜き方法
こんにゃくは、こんにゃく芋という植物の根茎が原料ですが、このこんにゃく芋は、生のままでは食べることができないほどエグミが強いのです。そこで、エグミを取り除き、また、こんにゃくを固まらせるために、こんにゃくを作る過程で消石灰を使用します。消石灰と聞いて、「運動場にラインを引く時に使うアレ?」と思う人がいると思いますが、正解です。ラインを引く時ほどたくさん消石灰を入れるわけではありませんが、こんにゃくを作る過程で消石灰を使用します。ちなみに消石灰は水酸化カルシウムと言って、私たちの生活のなかで食品だけでなく、薬、工業など様々な用途で使われています。
市販されているこんにゃくのパッケージをよく見ると「あく抜き不要」と書かれているものとそうでないものがあります。「あく抜き不要」とあるものは下処理は入りませんが、そうでないものはあく抜きをしましょう。
まず、こんにゃくを適当な大きさに切ります。その際、スプーンなどで板こんにゃくをこそげるように切っていくと簡単に切ることができます。
適当な大きさに切ったこんにゃくをボールに入れ、小さじ1の食塩を入れ塩もみします。この作業を入れる事でこんにゃくの臭み消しにもなります。
鍋にたっぷり水をはり、沸騰させたところに塩もみしたこんにゃくを入れ、2~3分茹でます。茹でることで、気になる臭みが取れ、調理した際に味が染み込みやすくなります。空気に触れるとその部分がかたくなってしまいます。また、長時間茹でるとかたくなり独特の食感が損なわれてしまいますので、茹で過ぎないようにしましょう。
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