コレステロール値を正常にするこんにゃく
高すぎても低すぎても困るのが血中コレステロールです。コレステロールは体の細胞膜の原料であり、ホルモンの合成にも欠かせない成分です。しかし、血中コレステロールが増加してしまうと、動脈壁にしみこんでしまい、動脈硬化の原因となります。これは、日常的なライフスタイルが原因であることが多く、乱れた食生活などを改善する必要もあります。コレステロール値を正常な値にするためには、摂取するカロリーを制限し、脂肪や糖分、塩分を控えます。また、食物繊維が豊富に含まれた食材を積極的に摂ることも重要です。こんにゃくは、97%が水分でできている低カロリーの食材です。それでいて満腹感を得ることができ、食事の摂取カロリーを下げることができます。
動脈硬化を引き起こしてしまうと、心臓病や脳卒中などの多くの病気の原因となります。脂肪を消化吸収する働きがある胆汁酸は、肝臓にてコレステロールから胆汁酸へと合成されます。胆汁は胆のうに蓄えられ、食後は十二指腸に分泌されて、その後は小腸に吸収されます。しかし、こんにゃくに含まれているグルコマンナンは腸内の胆汁を吸着し、小腸の胆汁の吸収を抑えます。そのため、便として排出する量を増やす効果があります。吸収する胆汁が減ってしまうと、その分胆汁酸を新たに合成するコレステロールの消費が行われます。その結果、余分なコレステロールが減少します。このことから、こんにゃくにはコレステロールの値を正常にする効果があることが分かっているのです。
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