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こんにゃくから派生した言葉たち

こんにゃくは、食べるだけではありません。ぷにゅぷにゅとした柔らかい食感から、自由に変化できる弾力性と柔軟性を兼ね備えたイメージにつながり、食べ物の枠を飛び出し「言葉」にもこんにゃくが使われるようになりました。こんにゃくを使った言葉の豆知識をお伝えします。

1. こんにゃく問答

古典落語の演目のひとつ。江戸から逃げてきたヤクザものが、廃寺のにわか住職となります。ある日、越前から旅に出ている旅僧に「住職と問答をしたい」と言われます。困った住職は、口もきけず耳も聞こえないふりをして旅僧の言うことを無視する作戦に出ます。その様子を見た旅僧は、住職が無言の行をしていると勘違いし、その修行の様子に感服するという話です。この落語の話から、とんちんかんな問答の答えのことを指すようになりました。

2. 政治家の隠語でこんにゃくとは・・・

しがらみの多い政治家の世界では様々な隠語があるそうですが、その一つが「こんにゃく」。政治の世界ではこんにゃくは100万円の札束のことを言います。ちなみに、より分厚い「レンガ」は1000万円を指しているようです。

3. 坊主とこんにゃくは田舎が良い

こんにゃくを使ったことわざのひとつ。田舎の素朴な黒いこんにゃくは、都会の白いこんにゃくよりも美味しい。お坊さんも同じで、余計な処世術を身につけたすました都会出身の人よりも、素朴な田舎の人の方がお坊さんにふさわしいという意味です。確かに生芋を使ったこんにゃくの方が、精粉を使ったこんにゃくより歯ごたえがあって美味しいです。

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