こんにゃくの色は何で決まる?
こんにゃく売り場に行くといろいろな形のこんにゃくが販売されています。その中で「こんにゃくの色」について気になることはありませんか?普段何気なく口にしているこんにゃくの秘密に迫ります。
##こんにゃくの色の秘密
白いこんにゃくは、こんにゃく芋の皮をむいた状態で作られます。黒こんにゃくは生芋の皮を少し残した状態で作られたものなのだそう。黒いこんにゃくの中に含まれている粒は、生芋の皮が残ったものとされています。ただし、これは生芋こんにゃくからこんにゃくを作る方法を採用した場合のことであり、今の量産されているこんにゃくとはかなり事情が変わっているそうです。
##現在のこんにゃくの色の秘密
生のこんにゃく芋はすぐに傷みやすく保存ができません。通年安定して量産できないといったデメリットがあるため、今では、こんにゃく芋精粉(せいこ)を使ってこんにゃくが作られています。精粉は、文字通り精製されたこんにゃく粉ですので、不純物がない白い粉として保存されます。この粉から作られるこんにゃくはすべて「白こんにゃく」となります。でも、地域によっては白こんにゃくに違和感を覚える人もいるようです。そこで、ヒジキなどの海藻を添加し「黒こんにゃく」を作っています。昔の黒こんにゃくのような粒が含まれていますが、これは生芋の皮ではなく、海藻の粒なのです。
ちなみに、青のりを入れると緑色に、にんじん色素やトウガラシを混ぜるとオレンジ色に変化します。こういった色が異なるこんにゃくも時折見かけることがあるのではないでしょうか。
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