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山形県のソウルフード!玉こんにゃくとは?

こんにゃく芋の産地と言えば、群馬県。収穫量の約90%近くが群馬県で栽培されているのですが、実はこんにゃくの消費量日本一は群馬県ではなく山形県ということをご存知でしょうか。山形県の1人当たりの年間こんにゃく消費量は平均15.0丁。全国平均は7.7丁ですから、山形県民は他県民の2倍以上のこんにゃくを食べていることになりますね。

産地でもない山形県がこれほどの量のこんにゃくを消費しているのは、山形の郷土料理「玉こんにゃく」のため。こんにゃくを直径3㎝ほどの球状にし、くしに刺して出汁醤油で煮込んだ素朴な料理で、見た目にはみたらし団子のようにも見えます。このような形態のこんにゃくは山形独自のもので、山形名物として山形観光地や道の駅などでも販売されていますし、町内会のイベントや学園祭などの学校イベント、ビアパーティなど実に様々な場所や機会に提供されています。

この玉こんにゃくを食べるという山形の習慣は、平安時代に山寺立石寺を開いた慈覚大師が、山形にこんにゃくを持ち帰ったという歴史から始まっているのだそう。このこんにゃくを食べやすいようにと団子状にして串に刺したものが当時の周辺住民の間に広がったとされています。

前述の通り玉こんにゃくはとてもシンプルな料理で、玉こんにゃくを、スルメを入れた出汁醤油で煮込んでしっかり味が染みたところで串に刺して完成です。ここに好みの量でからしを付けていただきますが、より美味しく食べるにはお祭りやイベントなどで歩きながらワイワイとほおばるのがお勧め。山形のお祭りや観光地で是非お試しください。

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