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こんにゃくの原材料やその特徴とは

こんにゃくはサトイモ科の植物で、根本で球状に育った茎部分を収穫したこんにゃく芋を加工した食品です。成分の9割以上が水分で、残りの主成分はグルコマンナンという水溶性の食物繊維となります。コンニャクマンナンとも言われるこの栄養素は人の消化酵素では消化出来ず、水分を吸って膨れる特徴がある為、ダイエット食品としても注目されています。ただ、食物繊維の取り過ぎで、下痢など体調不良になることも懸念されますので、食べ過ぎには注意が必要です。

こんにゃくは収穫出来る球茎となるまで3年かかり、春に植えたモノを秋に収穫し加工されます。こんにゃくの味は、こんにゃく芋の出来栄えによって左右されますが、低温に弱いデリケートな部分があり、育てるのが難しい作物なのです。中国、マレーシアやタイなどの東南アジアから薬として渡来されたというこんにゃくですが、日本では日照時間や土壌に適した群馬県が全国シェア9割となっています。また、独特の臭みがありますが、これは、原料になるこんにゃく芋に含まれる成分と、加工過程で使用される石灰が原因で、えぐみや臭みの元になっているのです。

アク抜きすることでえぐみや臭みを取り除くことが出来ます。また、こんにゃくに含まれている水分が抜けだし、味をより染み込ませる効果もあるのです。一方、製造過程でアクの原因となる成分を取り除くことで、アク抜きの必要が無いこんにゃくも販売されています。文化遺産にも登録されている和食。様々な国にこんにゃくの魅力を伝えるチャンスとなっています。

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