こんにゃくの栄養はどれくらい？

こんにゃくはカロリーがないから、栄養もあまりないのでは？と考えている人が意外と多いのです。確かにカロリーが低い食べ物は、栄養素が少ないというイメージがありますが、こんにゃくには体に必要な栄養素がいくつか含まれていますし、カロリーが低いことも健康管理には十分役立ってくれるのです。こんにゃくの豆知識として、含まれている栄養をここでしっかりと覚えておきましょう。これを知っておくと、ますます体に取り入れたくなるかもしれません。

こんにゃくに含まれている栄養素の代表格が食物繊維です。こんにゃくマンナンと呼ばれていますが（こんにゃくマンナンという言葉は、市販されているこんにゃくデザートの名前とよく似ていますよね）、こんにゃくは昔から「胃のほうき」「お腹の砂おろし」といわれていて、食物繊維が便通を良くしてくれる効果があるというたとえなのです。食事の最後にこんにゃくを食べたほうがいいという人もいますが、食物繊維の大切さをよく理解されているからなのでしょう。

また、こんにゃくはそのほとんどが水分でできているのですが、凝固するときに使われるのが水酸化カルシウムです。この水酸化カルシウムは酸に溶けやすいので、体に取り入れると同時に、カルシウムの摂取も可能となるのです。そして、生のこんにゃく芋から作る生芋こんにゃくは、セラミドを含んでいるので、真皮のコラーゲン量を増やしてくれる働きがあるといわれています。こんにゃくと美容は結びつきが深いということですね。