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こんにゃくは何からできている?

こんにゃくは何からできているのかご存知でしょうか。木の実なのか、海藻なのか。答えは「こんにゃく芋」というサトイモ科のこんにゃくの根です。つまり、芋の仲間なのです。

現在の一般的なこんにゃくの作り方は、原材料であるこんにゃく粉を使用した作り方とこんにゃく芋をそのまま使用する作り方があり、後者で作られたこんにゃくは「生芋こんにゃく」と呼ばれます。

一般的に「こんにゃく」として売られているものは、こんにゃく粉に水と石灰などの凝固剤を加え加熱して固めます。この状態でのこんにゃくの色は白色です。ここに海藻粉を加えるとスーパーなどで見かける黒いこんにゃくになります。

一方、「生芋こんにゃく」はこんにゃく芋の皮ごとすりつぶすので少し灰色っぽい出来上がりになります。ここに海藻粉を加えるかどうかは商品によって異なります。商品パッケージの原材料の表記を見ていただければ、海藻粉が加えられているかどうかは分かると思います。

原材料となるこんにゃく芋にも種類があり、いわゆる在来種と呼ばれる日本で古くから栽培されてきた品種と、同じように古くから栽培されてきた「備中種」、輸入されてきた「支那種」、品種改良された「はるなくろ」と「あかぎおおだま」、「みょうぎゆたか」に「みやままさり」と数多くあり、それぞれ粘度や育てやすさが異なります。在来種は病気に弱く気象状況の影響も受けやすい為現在は生産者が減り、希少な品種となっています。

原材料の表記を見てもどの品種を使ったかまでは分かりませんが、色々なこんにゃくを食べ比べてみるのも面白いかもしれません。

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