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昔から食べられるこんにゃくに対する意識

5月29日はこんにゃくの日です。理由は暖かくなる5月頃に種芋を植えること。また、こんにゃくの語呂に合ったのがこの日の為と言われています。こんにゃくは、この時期に植えられ、寒くなる前の秋に一度収穫をします。そして来年の春にまた植える工程を3回繰り返し、種芋を成長させていく独特の栽培法です。理由は、こんにゃく芋が寒さに弱い為で、気温13度を下回ると傷んでしまいます。ですので、土の中で越冬が出来ず、秋に一度収穫して寒さ対策の為に保管しなければならないのです。さらに、この間に傷む場合もある為、栽培が難しい特徴があります。安定したこんにゃくの栽培方法が確立されたのは昭和30年頃なのです。

こんにゃくは、おなかの砂おろし、胃のほうきと昔の人から例えられてきた食品です。不溶性食物繊維を含むので、体内で水分を含むことで膨らみ、腸の中の余分なモノを取り除いてくれる為で、昔からこんにゃくが身体に良いという認識が周知されていたということがわかります。

昔の食文化として、献立が日によって決まっていたと言われています。さらに、こんにゃくを食べると良い日も決まっていて、金運や開運の効果がある寅の日がその日です。寅の日とは、干支の十二支にちなんだ数え方で、12日に1回寅の日が来ることになります。京都では、寅こんにゃく、卯豆腐、巳寿司という言葉も残っており、身体に良いこんにゃくを定期的に食べて、健康管理をする意識の高さがこの言葉から伝わってきます。

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