メタボ解消と予防にこんにゃくを食べよう!

40歳以上になると、男性の2人に1人、女性は5人に1人の割合でメタボに悩んでいるようです。メタボとはメタボリックシンドロームの略。内臓に脂肪がついている状態で、生活習慣病や心臓疾患にかかりやすいというリスクがあります。

近年、メタボ解消、メタボ予防の食材として注目されているのがこんにゃくです。こんにゃくは低カロリーで食物繊維が豊富です。しかも、こんにゃくに含まれているのは水溶性食物繊維。水溶性食物繊維は粘着質で、腸内を通過するときにコレステロールを吸着する働きがあります。食物繊維は体に吸収されず、そのまま排出されるのでコレステロールが体内に吸収されず、脂質異常や動脈硬化などを抑制することができるのです。ですから、コレステロールの高い食事を食べる時は、一緒に水溶性食物繊維をたっぷり含んだこんにゃくを食べるとよいのです。

さらに、メタボ体質の人に多いのが糖尿病です。ご飯やパン、麺類などの炭水化物を食べると体内でブドウ糖に変化し、吸収されて血液に運ばれます。血液に入ったブドウ糖を血糖といいます。ですから食事の後は血糖値が上がります。血糖値が高い状態が長く続くと糖尿病が引き起こされやすくなります。ですが、こんにゃくの水溶性食物繊維は、炭水化物の吸収を邪魔するので、ブドウ糖に変化して血糖値が上がるのを遅らせて抑制することができます。メタボに悩む人は意識してこんにゃくを毎日の食生活に摂り入れてみてください。